誰もが一度は聞いたことのある『病は気から』という言葉。
実際のところはどうなんでしょう?
今日はそのお話です。
気とはいろいろな意味がありますが、この場合は気持ちの持ちようといった意味だと考えてください。
気持ちの持ちようで病気になったりならなかったりするんでしょうか。
気持ちとストレスの関係が深いのはなんとなくイメージできると思いますが、ずっとストレスに晒されていると気持ちまで落ち込んできますよね。
このずっと続くストレスがさまざまな病気を悪化させるのです。ストレスによって特に胃腸障害や心臓疾患を招くといわれています。
つまり、ストレスで病気になるのではなく、ストレスが引き金になって体にいろいろな不調が出ることでひどい場合は病気にまで発展するのです。
そういった意味では『病は気から』という言葉は正しいといえます。
しかし、よく勘違いされるのは『気持ちが弱いから病気になる』といった意味合いで使われる場合の『病は気から』です。
病気になるのは気持ちが弱いから、と言われて余計にストレスがかかってしんどい思いをしている人がいます。しかし、気持ち以前に体力が落ちてしまっていてはどんなに気持ちだけが強くても病気になることがあります。
そんな時はまず体力を戻すのが最重要課題です。まずは体力が十分にあることで、ある程度の病気は自分の力ではね返すことが可能です。
体力があり体が丈夫な間は気持ちも落ち込みにくくなります。
つまり、
・気持ちが落ち込むほどのストレスがあるとそれが様々な病気の引き金になる
・体力がない時は病気になりやすく同時に気持ちも落ち込みやすい
このことから『病は気から』という言葉がよく使われるということです。
ストレスを上手に受け流し、基礎体力を上げていくことでこの言葉と無縁の生活を送りたいですね。
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リモネはり灸院でございます。