正しいうがいの方法

こんにちは、リモネはり灸院です。

 

みなさん、風邪をひいていませんか?

『風邪は万病のもと』と言われるくらい、

いろいろな病気や症状を引き起こす原因になります。

 

 

また、『病は口から入る』とも言われるように、

風邪を防ぐには口から入るウイルスや細菌を防ぐ必要があります。

 

 

ある患者さんが風邪っぽかったので症状について聞いていると、

1日3回はうがいをしていると教えてくれました。

風邪をひくと、今困っている症状を悪化させる要因にもなるので、

「1日3回のうがいは素晴らしいですね!」とお伝えしました。

 

 

しかし、よくよく話を聞いていくと『これ以上風邪がひどくならないように、

薄めて使う茶色いうがい薬を原液に近い状態で使っている』というのです。『

ひどい時にはうがい薬を薄めずにのどに塗っています』と。

 

 

その方がなんとなく効きそうな気がする気持ちは分かります。

しかし、残念ながらそれは間違ったうがいの方法です。

茶色いうがい薬ですが、ヨード系のものと思われます。

ヨード系の薬には殺菌消毒作用があるので手指の消毒にも使われます。

 

 

つまり、極端な話をすると茶色いうがい薬を薄めずに

うがいをすることは、のどの粘膜に消毒液を塗っている状態と言えます。

 

 

殺菌・消毒はしすぎると良くないそうです。

なぜかというと、本来自分の体に存在していた味方(常在菌など)まで

殺菌・消毒によって殺してしまうからです。

 

 

消毒・殺菌をしすぎることで味方の常在菌まで殺し、

のどの粘膜を傷付け、余計にウイルスや細菌が入りやすくなります。

 

 

実は普段のうがいは水だけでも効果があるそうです。

2005年に論文としての発表がありました。(結構有名な論文のようです。)

 

 

水でうがいをするメリットは、必要以上にのどの粘膜を

刺激しないところにあります。

うがいをする行為によって唾液が分泌され、

その唾液でできたバリアのようなものをのどに張ることができます。

 

 

のどは乾燥すると傷付きやすくなるため、保湿させてのどを守る

という観点からも、水でうがいをするのがお勧めです。

のどが痛くなる前にはイガイガすることが多いですよね。

 

 

これはのどの乾燥により引き起こされます

ですから、のどの保湿はとても重要と言えます。

 

 

強めの殺菌・消毒作用のあるうがい薬を使いたいほどのどに

違和感がある時は、耳鼻咽喉科へ受診しましょう。

そして、医師の指導の下にうがい薬を使用すれば安心です。

 

 

実は風邪の予防や病後の体力回復にも、鍼灸治療は効果があります。

風邪の予防や病後の全身が疲れた時はお任せください。

 

リモネはり灸院