Hさんは2ヶ月ほど前、突然の腹痛に襲われ病院を受診しました。
診てもらったところ「胃が全然動いていない、ひどい便秘です」
と言われ、薬を出してもらいました。
Hさんはもともと便秘気味だったので
胃腸の動きを気にしたことがなかったそうです。
その後、夜の特に昼と食後30分ほどすると腹痛が始まり、
立っているのもままならないくらいだったそうです。
胃カメラ、大腸ファイバー、腹部エコーなど
あらゆる検査をしましたが
腹痛の原因はわからず、病院を変えても、
薬を変更しても食後の腹痛は続きました。
だんだん「お腹が痛くなったら」と思うと
食事の量が減り、体重が4キロも減少しました。
友人に相談したところ「鍼灸治療を受けてみたら」
と勧められ、来院しました。
触診で一番反応の悪かったのは胃でした。
指摘するとHさんは意外そうに
「痛いのはこの辺りです」と右下腹部を指しますが
大腸より胃に強く反応が出ていました。
胃を中心に治療を進めると
2回目来院したとき症状にあまり変化はありませんでした。
3回目治療時は腹痛の持続時間が短くなり、
6回目には痛みの程度が軽くなったそうです。
その後も治療を続けると、食事量も少しずつですが増え、
控えていたお酒も徐々に飲めるようになったと話していました。
腹痛がなくなった今でも右下腹部の違和感はあるそうです。
盲腸の手術歴があるので癒着の可能性も考えられます。
違和感のある部分をさするようにアドバイスをして治療を終了しました。
お電話ありがとうございます、
リモネはり灸院でございます。